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2014年1月20日 (月)

臭い、汚れた洗濯機の清掃消毒に 次亜塩素酸か過炭酸ナトリウムか

要するにハイターかワイドハイターか、という問題である。

現在は1月であり、厳冬のさなかである。そうすると、カビや脂の問題が頭から抜けがちになる。自分の家の洗濯機の皮脂臭は自分や家族のにおいがするため、鼻が全く気づかないことが多く初夏になってからその汚れの蓄積の多さに驚く人も多いかもしれない。

しかし、このシーズン。気をつけなくてはいけないことがある。皮脂の蓄積である。
この季節は水道水が非常に冷たいため、洗剤が必ずしも皮脂を落としきっているとも限らず落とした皮脂が洗濯機の槽に蓄積してくる季節だと思った方がいい。
最近はググると洗濯槽の掃除には過炭酸ナトリウムしかない!のように検索結果が並ぶが少し冷静になってほしい面もある。

次亜塩素酸を使っても、過炭酸ナトリウムを使ってもカビのような細胞片や肉片といったもの、皮脂や油などにともに同じような効果を持っておりこのあたりは好みや手先の器用さで選んだ上でで使ったらよいのでは無いかと思う。
しかし、何となく感じるネットの安易さには気をつけた方がいいのでは無いかと感じる。
それというのは、次亜塩素酸は猛毒で、過炭酸ナトリウムは体によい(それどころか健康になる病気が治る若くなる彼女ができるくらいの勢い)という風潮だ。
おそらく90年代の書物「勝手はいけない」あたりに出ていた塩素は猛毒という言説が一人歩きした末にこうなっているのだろうが、せっかくグーグルが有るのだからもう少し冷静に検索するべきだろう。

ワタクシの見解としては、汚れきってしまった洗濯機の初期清掃に過酸化水素を使うことには全く異論は無く、私自身使い分けしていたりする。しかし、布巾や白い下着、シーツなどといった物に対してはやはり次亜塩素酸をおすすめしたい。
特に布巾を洗濯機でこまめに洗う、ペットを飼っている人や衛生意識の高い人には次亜塩素酸を使うべきという風に考える。花王のHPで確認できるとおりハイター200ppmでノロウィルスは失活するが、水5lに対してキャップ二杯程度であるが、これでさえものすごい高濃度である。最近の洗濯機の最小水量なら15l程度の物も多いと思うが、この程度の高濃度液なら注ぎ口から入れることで安全に運用ができる。

また、過炭酸ソーダを使用した動画などもネット上にあるが、鵜呑みにするのも考え物だ。
たとえば次亜塩素酸1000ppm程度のすべての細菌への強い漂白効果と消毒効果を期待できるハイター一本丸ごと投入では、カビ自体が漂白されて巨大な塊がはがれ落ちることはあっても細かい細胞は溶けてしまって目視できないほど洗浄ができているからだ。
過炭酸ソーダは見た目には派手だが、このような使い方にたいして素早く対処するにはやや疑問がある。
ハイターを使ってさえ汚染洗濯機には一度や二度では落ちきった事が無いのに、汚れが目視できてしまえる程度の洗浄で迫力があると言うことだけを根拠にこれだけを推すのは片手落ちでは無いだろうか。

つまり、超絶汚い洗濯機に対して過炭酸ソーダを使ってもあまり落ちないなどの質問サイトへの疑問投稿などはネットの検索上位を鵜呑みにした結果とも言える。
もちろん過炭酸ナトリウムが効果なしなどと言う、いかにもネット鵜呑み然とした事は絶対に言わない。要するに、

メンテナンス不足の汚染状態への初期清掃→次亜塩素酸や過炭酸ナトリウムを高濃度で使い何度もあきらめずに使う
メンテナンス良好な洗濯機への継続的消毒→過炭酸ナトリウム、次亜塩素酸を用途や布種によって使い分ける

というのがお勧めの使い方だ。
このように、ネットの質問サイトや動画にたいして右往左往すること無く選択と洗濯を楽しみたい。

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コメント

洗濯機や洗剤、カビ対策興味深い話題ですが、参考になります。
当方のカビ対策を参考までにご紹介します。
温水(55度以上)を使用して洗濯すれば、高温によりカビは死滅しますし、
洗剤も規定量以下(当方は半分を目安)でも汚れ落ちに不満は
ありません。
皮脂などの油分も、界面活性剤の力だけでなくお湯の洗浄力を利用すれ
ば効率よく汚れを落とすことができます。
経済的ですし、洗剤や漂白剤の使用量を少なくできればそれだけ環境にも優
しいといえます。
温水を利用する洗濯は西欧ではごく一般的に行われているようです。

投稿: masa | 2014年9月28日 (日) 07時06分

こんにちはmasaさん。ワタシの洗濯機も設備的には温水の使用が可能で、汚れが酷い場合や洗濯機のメンテナンスに使用しております。

温水の使用の際、気を付けないといけない点が幾つかあります。

①洗濯機が温水の使用を想定しているか。
そのための設計がされていない場合、結構簡単に壊れるとおもいますのでご注意ください。
洗濯槽だけではなく、伝送系や制御盤が結露した場合冬は特に中がビショビショになる恐れがありますので火事や故障に気を付けてください。
ワタシは普通の縦型で40度程度目安で自己責任で使っています。

②その温度で消毒できるのか?
55度とおっしゃっていますが、55度までの温水で不活性になる菌は死にますが、70度30分の菌ではどうでしょう。無力では無いですか?
消毒に温度はこだわらない方が良いですよ。

③落とした汚れはきちんと流しているか
汚れ落ちが良いと、それだけ落とした汚れで洗濯機が汚れますので、メンテナンスをしっかり行ってください。55度程度の温水ではやはり滅菌となると無意味ですので……。お風呂などの目に見える黒カビなんかは効果ありますが、色んな菌が無数にあります。結局それらの餌になるので、温度的条件が良すぎるため、温水利用はきめ細やかに行ってください。

④本当に経済的なのか?
例えば、45リットルですすぎ二回だと130リットル使いますよね?
40度でチョット少なめのお風呂くらいのコスト掛かります。
55度だと燃料費が掛かりますし、別に燃料費は個人で感覚が違いますからおいておけるのですが、水と僅かな洗剤で出来ることに化石燃料を環境負荷が余りにも大きいです。
次亜塩素酸は分解したら塩になるだけですから環境負荷はゼロですし、合成洗剤も分解したら成分表にのっている以上の物は出てきません。
放っておけば分解する物の方の方が環境負荷は低かったりします。
温度と洗剤のバランス取ると良く落ちますよ。

⑤ヨーロッパが正しいのか?
日本の方が条件が良いのではないでしょうか。硬水地域で温度が高くないと洗剤の性能が発揮できないからお湯を使うので、ヨーロッパ=先進と言うことにはならないようですよ。
粉のワイドハイターや過炭酸ナトリウムなど、環境負荷の低い低コストな方法もありますし、温水と組み合わせてみてはいかがでしょうか。

投稿: 管理人 | 2014年10月 6日 (月) 21時43分

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